テーブルでは、最終行が集計用のセルとして認識され、[デザインスタイル]でもここは別にデザインを設定できる。もともとの表に集計行がなかったとしても、[テーブルツール]→[デザイン]→[テーブルスタイルのオプション]にある[集計行]にチェックを入れるだけで、手軽に集計行を追加できる。
集計行を追加した場合、集計用の関数は自動的に設定されるが、セルを選択してプルダウンから別の関数を選択できる。選べる関数は、オートカルクで選べるものに加え、「標本標準偏差」なども選べる他、好きな関数を選択することが可能だ。
最終行の集計行だけでなく、一番右側の最終列を集計用に使う場合も多いはずだ。たとえば個別の商品の価格の合計を最終列に、全体の合計を最終行に集計する、といった場合だ。この場合、最終列に集計用の列を追加する必要があるが、Excel 2007ではそれを楽に行う方法も用意されている。
まず、最終列の先頭行に見出しとなる文字列を入力する。そして入力を確定すると、自動的にテーブル全体のデザインが最終行まで割り当てられるため、いちいちデザインを最初からやり直す必要がない。
自動的にテーブル全体のデザインが適用される最終列が追加される。もし自動でテーブルに追加したくない場合はスマートタグのアイコンから自動拡張をオフにできる |
さらに最終列に関数を入力すると、その館数がその列すべてに自動的に入力される。いちいち行を選択してから関数を入力したり、関数をコピーしたりといった手間は全くない。