Excel 2007で大きく機能強化された機能の1つが[ピボットテーブル]だ。データの分析や集計ツールなどとして利用する高度な分析ツールで、Excelの中でもよく使われる機能だろう。
ピボットテーブルを作成するためには、[挿入]タブの[ピボットテーブル]をクリックする。アイコンの下の方の矢印をクリックすると[ピボットテーブル]と[ピボットグラフ]の両方が選べる。アイコンをクリックすると[ピボットテーブル]の挿入画面が起ち上がる。
[ピボットテーブル]アイコンの下をクリックするとテーブルとグラフのどちらかを作成するか選べる |
ピボットテーブルを作成すると、新たにリボンUIに[ピボットテーブルツール]タブが現れ、[オプション][デザイン]の2つのタブが利用できるようになる。
ピボットテーブルにデータを配置する
ピボットテーブルの作成当初、ワークシートの右側に[ピボットテーブルフィールドリスト]が表示され、先ほどの作成時に範囲指定したデータのうちの見出し行となる部分が自動的に表示される。このフィールドリストはドラッグ&ドロップでフローティングウィンドウにできる他、デザインを5種類の中から選べるので、使いやすいものを選ぶといい。
ピボットテーブルにデータを追加するためには、フィールドリストに表示されている項目のチェックボックスにチェックを入れるか、項目をドラッグ&ドロップしてフィールドリストのボックスに移動するか、右クリックから追加したい項目を選択する。
フィールドリスト下のボックスに配置した後のデータは、ドラッグ&ドロップで順番を入れ替えたり、ボックス間を移動させたりすることで、リアルタイムにワークシートのデータも更新される。フィールドリスト下部にある[レイアウトの更新を保護する]チェックボックスをチェックすると、データを移動させるなどしてもワークシートのデータは影響を受けず、[更新]ボタンを押して初めて反映される。