グラフを挿入すると、リボンに[グラフ ツール]タブが表示され、その中に[デザイン][レイアウト][書式]の3種類のタブが表示される。グラフのデータを入力して確定した後は、デザインの設計に入ろう。

[グラフ ツール]タブ。[デザイン][レイアウト][書式]の3種類のタブが含まれる

まずは[デザイン]タブの[種類]→[グラフの種類の変更]でグラフを決定する。するとグラフの種類を変更するダイアログボックスが起動するので、そこから適切なグラフを選択すればいい。棒グラフや折れ線、円、レーダーなど豊富なグラフの種類が用意されている。

グラフの種類を変更するためのダイアログボックス

続いて大まかなレイアウトを決めるために[グラフのレイアウト]からデザインを選ぶ。グラフタイトルの位置や凡例の位置、データラベル、グラフの太さなどの組み合わせでいくつかのレイアウトが用意されているので、適切なものがあればそれを選択する。近いものを選択し、後で個別に修正すると楽でいいだろう。

[グラフのレイアウト]にはグラフの種類に応じていくつかのサンプルレイアウトがあるので、それを選択する。なぜかビジュアルプレビューは利用できない

大まかなレイアウトが決まったら、[グラフのスタイル]からさらに細かいデザインを決める。これだけでもかなりデザインの優れたグラフを作成することが可能で、簡単なものであればこの時点で作業を終えてもいいだろう。

後はラベルや軸ラベル、凡例、データラベルの位置などを細かく調整できる。[レイアウト]タブにはそうしたラベルや軸に関する設定項目が並ぶので、適宜設定しておくといい。

[レイアウト]タブにはタイトルやラベルの位置や、軸・目盛り線の有無などが設定できる。また、近似曲線や誤差範囲の設定も可能だ

さらに軸やタイトルなどのデザインは[書式]タブで行う。プルダウンから設定したいエリアを指定し、後は[図形のスタイル]でデザインを決定していく。完全にオリジナルでやろうとすると手間はかかるが、自由度の高いデザインの設定が可能になる。

プルダウンでデザインを変える項目を選択してデザインを変更していく

おなじみの細かい設定はプルダウンで設定項目を決め[選択対象の書式設定]から