PowerPoint 2008の「Mac Only」な新機能の1つが、Apple Remoteのサポート。この小さな白いリモコンは、2004年後半以降に発売されたMacintoshシリーズの全モデル(Mac ProとXserveを除く)に標準装備されているため、かなりの数のMacユーザがこの恩恵にあずかれるはずだ。

Apple Remoteを利用してプレゼンテーションを行う場合には、メニューバーから[表示]→[スライドショー]を選択するか、[スライドショー]→[スライドショーの表示] (または[発表者の表示]) を選択し、スライドショーの状態にしておく必要がある。ちなみにApple Remoteの到達距離は約7.5m、離れた場所から操作するには十分足りるが、赤外線は障害物に弱いため、利用する機種の赤外線ポートの位置は意識したほうがいいだろう。

ペアリングを行う場合には、システム環境設定の「セキュリティ」ペインを開き、「一般」タブの[登録...]ボタンをクリックする

なお、Apple Remoteを利用する前には、Macと関連づける操作(ペアリング)が必要だ。Mac OS X 10.5(Leopard)でペアリングを行う場合には、システム環境設定の「セキュリティ」ペインを開き、「一般」タブの[登録...]ボタンをクリック、Macの前面にある赤外線ポートめがけ[メニュー]ボタンと[次へ/早送り]ボタンを5秒ほど押し続ければOK。鎖状の鍵がついたApple Remoteのイラストが画面に現れれば、ペアリングは完了だ。

Apple Remoteの操作方法(下の表を参照。図はWord 2008で作成しています)

表13: Apple Remoteの操作方法(上の図を参照)

1 ボリュームを上げる
2 プレゼンテーションの前の手順へ移動
3 ボリュームを下げる
4 プレゼンテーションの次の手順へ移動
5 プレゼンテーションの次の手順へ移動