Word 2008では、隣接する英字を1つの文字として表示する「合字(Ligature)」に対応している。合字が可能なフォントはApple Advanced Typography(AAT)フォントとOpenTypeフォントの2種、前者はMac OS X 10.4以降、後者はMac OS X 10.5以降でサポートされる。

合字はデフォルトでは無効化されているため、設定の変更が必要だ。最初に[表示]→[デザインレイアウト]を選択し、デザインレイアウトで文書作成を開始する。次に、[表示]→[書式パレット]を選択してツールパレットに「書式パレット」を表示し、フォント項の「合字を有効にする」をチェックすればOK。あとは、横書きテキストボックスにアルファベットを入力すれば、合字が表示されるようになるはずだ。

合字は「デザインレイアウト」を選択していなければ表示できない

合字に対応したフォントを選び、「合字を有効にする」をチェックする

ところで、対象のフォントに合字のデザインが含まれていなければ、隣り合う文字を合字として表示できない。Mac OS Xに標準で収録されているフォントでは、2つのAATフォント(Zapfino、Apple Chancery)が合字に対応しているが、多くの英字OpenTypeフォントには合字が含まれているため、必要な場合にはフォントの追加を検討するといいだろう。