Word 2008で作成した文書は、パスワードを使い保護できる。文書内のデータは暗号化されないものの、パスワードを設定しておけば、第三者による閲覧や改ざんの防止には十分役立つ。さらに特定のユーザしかアクセスできない領域へ保存すれば、重要書類にも対応可能だ。

保護された書類を開くこうとすると、パスワードの入力をうながすダイアログが現れる

パスワードを設定するには、対象の文書を開いた後、メニューバーの[Word] → [環境設定...]で環境設定パネルを開き、[セキュリティ]ペインを開く。ファイルを開くときにパスワードを設定したい場合には「読み取りパスワード」、上書き保存時にパスワードを設定したい場合には「書き込みパスワード」欄へパスワードを入力する。[OK]ボタンをクリックすると、パスワードを確認するためのダイアログが現れるので、先ほど設定したパスワードを入力すれば作業は完了だ。その後、ファイルを開くなり保存するなりすれば、パスワードの入力をうながすダイアログが表示されるようになるはずだ。

「セキュリティ」ペインで読み取り / 書き取りのパスワードを設定する

パスワードを削除する場合には、パスワード入力ボックス内ですべての内容を選択し、[delete]キーを押せばいい。パスワードを変更する場合も同様に、旧パスワードを選択した状態から新パスワードを入力すればOKだ。