DxO Labs
http://www.dxo.com/jp/photography/photo-software/dxo-photolab

RAW現像ソフト「DxO OpticsPro」が進化した製品という位置付け。とはいっても見た目は以前とまったく変わらない(Photo15)のだが、意外なところでOpenCLのアクセラレーションに対応(Photo16)といった機能追加が行われている。ただ今回はCPU性能の評価ということでこちらは使用しない。また結果は「処理枚数/分」とした。

  • Photo15:ちなみにDxOのFAQによれば、OpticsProからPhotoLabへのアップグレードが用意されているとのこと

  • Photo16:同社によると、OpenCLに関しては「CPUを使うよりもOpenCLを使ったほうが速いと判断したときだけ利用する」とのこと。このあたりはきちんと検証しないと訳が分からななりそうなので、今回は見送った

内蔵GPU(グラフ16)とGeForce GTX 1080(グラフ17)を比べてみると、数字に変化がないというか、むしろGeForce GTX 1080を使う方が遅い。これはCineBenchと同じである。20MPixelのαIIのRAW画像はともかく、12MPixel程度のE-M5のRAW画像だと、Ryzen 5-2400GとCore i3-8350Kでは大きな違いがないというのは面白い。

  • グラフ16:DxO PhotoLab(Int GPU)

  • グラフ17:DxO PhotoLab(Ext GPU)

このクラスだと、x2(2枚同時に処理)とx4(4枚同時に処理)での違いもそれほど大きくない。例外はCore i5-8600Kで、さすがに6CPUだと4枚同時の方が明確に性能が上がる。総じてCPU性能がそのまま出ている格好ではある。