Microsoft
https://www.xbox.com/ja-JP/games/forza-7

2017年10月に発売されたForza Motorsport 7であるが、ラッキーなことにWindows 10の場合はデモ版でベンチマークを行えるので、これも評価に加えた。実際設定次第では、内蔵GPUでもそこそこ遊べるから、今回の評価には適切だろうという判断だ。

入手方法はMicrosoft Storeで"Forza Motorsport 7"を検索するだけだ(Photo20)。ここで"入手"を選ぶと自分のシステムにダウンロードされる。

  • Photo20:ちなみにプレイにはIDが必要だが、これも登録するだけだ

立ち上がったらオプション(Photo21)からビデオ(Photo22)を選び、まず基本設定で次のように設定する(Photo23)。

  • ダイナミックレンダリングクオリティ:下記に基づいて設定
  • 解像度:下記に基づいて設定
  • ダイナミックオプティマイゼーションをカスタムに設定
  • Photo21:製品版への移行はここで"今すぐ購入"を選べば可能だが、ベンチマークだけならこのままで無問題

  • Photo22:ベンチマーク関連は"ビデオ"に集中

  • Photo23:解像度ではたとえば1600×900や3200×1800といった設定が不可能

さらに詳細設定でパフォーマンスターゲットを"アンロック済み"に設定する(Photo24)。その他はデフォルトのままだ。

  • Photo24:これでVSYNC Offの設定となる

ここまで終わったら"F"キーを押すと直ちにベンチマークが始まる。シナリオとしては雨のニュルブルクリンクの最終コーナーを立ち上がって、ストレートを驀進し、第1コーナーに差し掛かる手前までで終わりという変化のない映像だが、その分ベンチマークにはむしろ適していると思う。終わると結果が画面表示される(ログは残らない)。

ベンチマークの設定は以下の通り。

  • 内蔵GPU
    • 解像度:1280×720/1920×1080/2560×1440pixel
    • ダイナミックレンダリングクオリティ:ベリーロー
  • GeForce GTX 1080
    • 解像度:1920×1080/2560×1440/3840×2160pixel
    • ダイナミックレンダリングクオリティ:ウルトラ

さてテスト結果を紹介する。内蔵GPUを使うと、なぜかRyzen 5 2400GよりRyzen 3 2200Gの方が良いスコアを出しているのが不思議だが、SMTを無効にしている分、サーマルスロットリングがかかるまでの時間がRyzen 3の方が長く取れるということだろうか?

  • グラフ45:Forza Motorsport 7 Very Low Ave(Int GPU)

最小フレームレート(グラフ47)はUMAの常として多少暴れているが、Full HDなら60fpsを超えており、描画品質最小でかまわなければ十分Playableな性能としても良い。Core iも健闘してはいるが、ちょっと快適さに欠ける程度の性能に留まる。

  • グラフ46:Forza Motorsport 7 Very Low Max(Int GPU)

  • グラフ47:Forza Motorsport 7 Very Low Min(Int GPU)

GeForce GTX 1080を使った場合はちょっと面白いことになった。特に平均フレームレート(グラフ48)でRyzen 3/5がフラットな傾向になっており、これはGPUの性能にCPUが追いついていないことを示している。

  • グラフ48:Forza Motorsport 7 Ultra Ave(Ext GPU)

GeForce GTX 1080をフルに生かすにはもう少しCPU性能を引き上げないと難しいということになる。最小/最大フレームレート(グラフ49とグラフ50)も同じ傾向であり、CPU性能の差が明確になった格好だ。

  • グラフ49:Forza Motorsport 7 Ultra Max(Ext GPU)

  • グラフ50:Forza Motorsport 7 Ultra Ave(Ext GPU)