音楽を聴き放題のうた・ホーダイ
定額制音楽配信のナップスターなどを利用する「うた・ホーダイ」サービスは全機種がサポートする。
すでにナップスターによる音楽配信を利用している場合、PCでの再生に加え、携帯型ポータブルプレイヤーへ楽曲を転送したり、うた・ホーダイでも利用できる料金コース「Napster To Go」を選択し、マイメニュー登録を行えばよい。これを利用することで40万曲以上を自由にダウンロードできる。月額利用料は1,980円。うた・ホーダイを使うのと同時に、PCでも携帯型オーディオプレイヤーでも楽曲を聴くことができるのが便利な点だ。
また、月額利用料をiモード情報料として電話代と合わせて支払いたい場合は、iモードサイトの「ナップスター♪♪♪No.1」にアクセスして新規登録を行う。この場合でもNapster To Goコースを利用する扱いになり、支払い方法以外はサービス内容・料金とも同じだ。
ナップスターを使うと、PC、携帯型オーディオプレイヤー、携帯と、3種類のマシンで同じ楽曲を楽しむことができる。月額料金の支払いをストップするとダウンロードした楽曲も聴けなくなるが、月に1回CDを買うという人ならば、確実に安くなるので、十分検討に値するだろう。もちろん、好きな楽曲がナップスターで見つけらるというのが前提だが、ナップスターは国内最大級の音楽配信なので、好きな曲が見つけられる可能性は高いだろう。
相変わらずソニー・ミュージックエンタテインメントや徳間ジャパンコミュニケーションズといったmora・着うた以外に楽曲提供していないレーベルの楽曲がないのが残念だが、Windows Media Player向けのmora winではWindows Media DRM 10対応ならば、PCにダウンロード購入した楽曲を転送できるので、いざとなればナップスターと併用することもできる。
うた・ホーダイではナップスターのほかにも「i洋楽トリホーダイ」(月額580円)や「クラシックエッセンス Value」(月額525円)など、他のサービスも用意されている。
905iシリーズに搭載された「ミュージックプレーヤー」は、着うたフルやiモーション、Music & Videoチャネル番組、うた・ホーダイといった楽曲を再生できる。プレイリストを作って再生すれば、着うたフルやうた・ホーダイを織り交ぜて再生する、ということもできこる。
前述のワンセグでも同様だが、再生中に端末を閉じてもプレーヤーは終了せず、ステレオイヤホンを使って音楽やワンセグの音を楽しむことはできる。また、905iシリーズはマルチタスクに対応しており、音楽再生・ワンセグ視聴中でもメールやiアプリ、iモードといったほかの機能を利用することが可能。ちょうどWindows OSの「Alt+Tab」に相当するMULTIキーがきちんと配置してあり、これを押すことで起動中のタスク切り替えが簡単に行えるのはいい。
ゲーム機並みの機能と楽しさの「直感ゲーム」
904iシリーズから投入されたiアプリゲーム「直感ゲーム」。加速度センサーやインカメラを使って動きを認識し、ゲームを操作できるというもので、家庭用ゲーム機のWiiに近い遊び方といえるかもしれない。
904iシリーズ以降、直感ゲームのタイトルも増えてきており、ゲーム好きな人は特に楽しめるはずだ。ただ、体を動かして遊ぶゲームのため、電車の中や待ち時間に外で遊ぶ、というのはなかなか難しいかもしれないが。
905iシリーズでは、新たに音声入力に対応した。携帯に向かって声を出すと、その声に反応してゲームが遊べる、というものだ。前述の「しゃべって翻訳」も音声入力対応のiアプリだが、ほかにもたとえば「漢検モバイル」の「声で漢検」は、難読漢字の読みを声で答えて漢検レベルを診断する、というもの。「直感☆剣道」のように、携帯を動かして相手の攻撃を防ぎ、「面」「小手」などと携帯に向かって声を発すると攻撃できる、といった対戦ゲームでも活用されている。
これもまた、人前では遊ぶのはちょっと難しいゲームだが、他人の迷惑にならない場所で時間つぶしに遊ぶのもいいだろう。