+Motion Styleでのフルブラウザの操作にも配慮されている。縦画面でフルブラウザを起動し、液晶部分を反転させて+Motion Styleにすると自動的に横画面になり、ワンセグのチャンネル・音量切り替えで使われるタッチキーで縦スクロール、横スクロールが可能だ。

本体側面

フルブラウザのブックマークやアクセス履歴の表示は独特で、文字ではなくサムネイルで表示する仕組みを採用。一覧性は良くないが、見た目でどんなサイトか分かるのは面白い。フルブラウザとして905iシリーズはいずれもACCESS製の「NetFront Browser」を搭載しているが、このサムネイル機能はSO905i(と今後発売のSO905iCS)のみの対応だ。またAjaxにも対応するほか、テキストコピーや文字検索といった基本機能にも抜かりはない。

ビューイングタッチキーはカメラ撮影でも利用でき、横画面時はタッチキーでズームやフォトライト点灯、マクロ切り替えが行える。カメラ自体は有効320万画素CMOSカメラで、シャッターを押した瞬間と、その前後4コマを撮影し、気に入った画像を選択して保存できる「BestPic機能」を搭載する。

特徴的な機能としては音楽再生機能があげられる。本体を閉じた状態で側面のミュージックキーを長押しすると、表面にミュージックタッチキーが浮かび上がり、そのまま音楽操作ができる。フォースリアクター機能でのフィードバックもあり、なかなか使いやすい。多少反応が鈍い感じもするが、操作性はまずまずだろう。

音に関してはウォークマンで培ったという高音質技術を投入。音響解析技術「Virtual Phone Technology」とデジタル信号処理技術を用いたバーチャルサラウンドにより、イヤホン再生時の本格的なサラウンド効果を実現。6種類のイコライザに加え、音量を上げてもひずみが少なく引き締まった重低音を再現する「クリアベース」、録音レベルが異なる曲を調整する「ダイナミックノーマライザ」も搭載する。WMA、MP3、AAC、ATRACという幅広いフォーマットに対応する点もうれしい。

独特の機能としてはほかに「ライフタイムカレンダー」を搭載。送受信メール、誕生日、撮影画像、スケジュールといったデータをカレンダー形式で表示する機能。カレンダーからスケジュールを新規作成することもできる。

本体背面