今回はIntelのCPUのみなので、久々にこちらを。このテストの場合、SizeとLDAを大きくするほど性能が上がりやすいが、その分メモリも食う。結果、それぞれ60,000あたりまでは(多少でこぼこしつつも)性能が上がるが、65,000でいきなり性能が落ちるのはメモリが足りなくなり、Storageを使い始めるためである(それでもHDD時代に比べると、NVMe SSDではだいぶ性能が上がった気もするが)。
結果で見ると面白いのが、意外にもHyperThreadingの効果があること。以前はHyperThreadingを有効化するとむしろ性能が下がったりしたものだが、Size・LDAが60,000の場合の性能はCore i7-9700Kが400.135GFLOPS、Core i9-9900Kが437.132GFLOPSだから、動作周波数の差以上の違いは見られる。
といっても、何しろフルにAVX命令をブン回すベンチマークだけに、そもそもAVXユニットの遊びがそれほどないから、HyperThreadingにしても効果はそれほど高くないが。Core i7-8700Kはピークでも350GFLOPS程度で、明確に性能差が示された結果となった。