ホームグループのロジック

では、ホームグループの仕組みを少し掘り下げてみよう。Windows OSに詳しいユーザーなら、お気付きのとおりホームグループは前述の共有フォルダ機能を使用。ホームグループを作成・参加すると、新たなローカルユーザーとして、パスワードが固定化された「HomeGroupUser$」が自動作成され、同アカウントを用いて各コンピュータ同士がアクセスしている(図320~321)。

図320: ホームグループ機能を有効にすると「HomeGroupUser$」が作成される

図321: ホームグループ経由でファイルを開くと、アカウントとして「HomeGroupUser$」が使用される

試しにセッションを閉じると、参加側のコンピュータでは、エクスプローラが一時的に無反応となり、何もファイルが表示されなくなることからも、HomeGroupUser$アカウントを使用していることが確認できるだろう。なお、パスワードはユーザーアカウントダイアログから変更できるのはもちろん、「ネットワークと共有センター」のホームグループから再設定できる(図322~323)。

図322: 試しにセッションを閉じると、ホームグループ参加側ではファイルが表示されなくなる

図323: 「ネットワークと共有センター」→「ホームグループ」→「パスワードの変更」とクリックすると、パスワードの変更が可能