「diskpart」コマンドで操作
もう1つのディスク管理ツールが「diskpart」コマンド。Windows 2000の時代から用意されていたコマンドラインツールだ(正確にはOSに付属するのではなく、Windows 2000リソースキットツールに含まれていた)。もちろんGUIによる操作の方が直感的で便利だが、前述のようにWindows 7セットアップDVD-ROMから起動し、いざWindows 7をインストールする際にパーティションサイズを変更しなければならない場面もあるだろう。もちろん、新規パーティションを作成するだけならWindows 7のセットアップからも行なえるが、既存パーティションのリサイズは難しい。そこで必ずしも必要になるとは限らないが、緊急時に備え、diskpartコマンドを用いたパーティションのリサイズ方法を学んで頂きたい。
管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、コマンドラインから「diskpart」を実行すると、対話型の操作が可能になり、コマンドプロンプトから「?」を実行するとdiskpartがサポートするコマンドの一覧が列挙される。まずはパーティションサイズの拡大から行なおう。同操作を行なうには「extend」コマンドが必要で、対象となるパーティションを選択(select)してから、extendコマンドを実行する。そのまま実行すると空き容量をすべて使用し、「size」オプションを使用するとMB単位で拡大サイズを指定することも可能だ(図172~175)。