迷惑メール対策機能

ESET Smart Securityの迷惑メール対策機能は、Outlook 2000~2007、Outlook Express、Windowsメールに対応しています。いずれも同様のツールバーで操作を行いますが、ここではOutlook Expressを使って説明します。

迷惑メール対策機能には2種類の分類方法があります。1つはキーワード学習によるフィルタリング機能で、自動的に迷惑メールを判別して別フォルダへ振り分けます。ただ、最初のうちは誤認識してしまう可能性もあるので、ツールバーを使って学習させます。 もう1つは「ホワイトリスト」「ブラックリスト」と呼ばれるリストにメールアドレスを登録する方法です。「ホワイトリスト」に登録されたメールアドレスは必ず受信し、「ブラックリスト」に登録されたメールアドレスは必ず迷惑メールに振り分けます。

Outlook Expressを起動してメールを受信すると、迷惑メールが自動的に「Eset Antispam」フォルダに振り分けられます。迷惑メールではないメールが「Eset Antispam」フォルダに振り分けられた場合は、そのメールを選択してツールバーの[信頼メール]ボタンをクリックします(図27)。するとダイアログが表示されるので、[はい]ボタンをクリックすれば受信トレイに戻り、タイトルに付いていた[SPAM]のヘッダも消えます。 なお、必ず受信したいメールアドレスの場合は、[信頼アドレス]ボタンをクリックしてホワイトリストに登録しましょう。

一方、受信トレイに残っている迷惑メールは、選択して[迷惑メール]ボタンをクリックします(図28)。これを繰り返すことで学習し、フィルタリングの精度が向上します。また、[迷惑メールアドレス]ボタンをクリックすれば、ブラックリストに登録することができます。このボタンは、特定業者(同じメールアドレス)がしつこくメールを送ってくる場合に利用すると良いでしょう。

「Eset Antispam」フォルダの中に誤って振り分けられたメールは、選択して[信頼メール]ボタンをクリックして指定します。また、[信頼アドレス]ボタンをクリックすると、選択したメールのアドレスをホワイトリストに登録します(図27)。

受信トレイ内の迷惑メールは、[迷惑メール]ボタンや[迷惑メールアドレス]ボタンで対処します(図28)。