SH904i

直感ゲーム、うた・ホーダイ、そして最大3MBのマンガまでダウンロードして閲覧できる「マンガ・ブックリーダー」を搭載するSH904i。

SH904i

外観はやや大振りだが、アルミ外装のボディはカラーに合わせて異なる加工が施されて質感が高い。液晶は3.0型ワイドQVGAモバイルASV液晶で、液晶表示は相変わらず美しい。

本体側面

高画質化エンジンのSV(Super Vivid)エンジンを搭載しており、ノーマル表示に加えて、輪郭強調のシャープネス、色彩を強調するビビッド、2つを組み合わせたダイナミックという4種類の表示をサポート。6色カラーフィルタを採用したことで屋外での色再現性が増しているという。

本体背面

また、本体右側面のプライベートフィルタボタンを押すと、画面のコントラストが下がり、のぞき見が防止できる。どの画面でもボタンを押すだけでコントラストは低下する。

とにかく液晶の美しさが特徴的。左はダイナミック、中央がノーマル表示、右はプライベートフィルタ

大きな特徴はキー上部にあるタッチパッドのような「TOUCH CRUISER」バッド。指先で上下になぞると、カーソルやポインタがそれにあわせて上下左右に動き、特にフルブラウザ閲覧中などは、カーソルをマウス感覚で動かして操作できる。

ちょっと操作にはコツが必要だが、慣れると意外に操作しやすい。TOUCH CRUISERを指で2回タッチすると、ダブルクリックと同様に決定キーと同じ動作をする。

カメラ機能では名刺リーダー機能が面白い。名刺をカメラで撮影するだけで、文字を認識して電話帳にアドレスを登録してくれる。名刺をカメラに近づけて撮影すると読み取りが始まり、数秒で文字を認識してくれる。認識精度は文字や装飾が凝った名刺でなければ8~9割といった感じで、想像以上にきちんと読み取ってくれる。「パ」と「バ」のような区別しづらい文字は誤認識する場合もあるが、それでも結果は良好。名字に関してはカナが自動入力される。

名刺リーダー機能。やや斜めにした状態だが、「編集部」がきちんと読み取れていないが、精度は高い

バイオ認証は顔認識を採用。十字キー中央の決定キーを長押しすると、ダイヤル発信制限、機能別ロック、ICカードロックが一括して設定できるのが便利で、もう一度決定キー長押しでロック解除する際に顔認証が利用できる。

ほかの顔認証と比べて画像登録は1枚でもいいので、多少精度が心配だが、試した限りではきちんと認識してくれた。複数の画像を登録しておくことも可能だ。