直感ゲーム

CMでおなじみの直感ゲーム。P904i、SH904i、D904iの3モデルが対応しており、携帯電話を振ったり傾けたり、手をかざしたり体を動かしたりする動作でゲームが操作できる。任天堂のWiiに近いイメージで、電車の中でやるゲームにはあまり向かないだろうが、今までのケータイゲームとはひと味違った楽しみ方ができる。

直感ゲーム。これは携帯電話の角度を変えて玉を転がしていくという「直感!!コロリンパ」

P904iとSH904iは、GestureTekの技術を使っており、ゲーム時には内側カメラが自動的に起動して周囲の景色を認識し、その動きで傾きや人の動きを検知する。D904iは加速度センサー「モーションコントロール」を搭載しているため、人の動きを検知することはできない。そのため、P904i/SH904iと同じゲームができるわけではないようだ。

動画

実際の動画

ゲームとしては「直感☆ボクシング」「直感☆テニス」「いつでもリラックマ」「タマラン」「直感!!コロリンパ」などが用意されており、今後も登場してくる見込みだ。

ゲーム自体はちょっと慣れが必要な印象だったが、やっているとつい熱中してしまう。かなり体が動いてしまうため、電車の中や街中のような公共の場ではちょっとできないが、家の中での時間つぶしにはかなり良さそうだ。

D904iは加速度センサーを使っているせいか反応も良くて正確。P904iとSH904iの場合は、たまに動作が思い通りに行かないときもあったが、おおむね問題のない印象だった。PとSHの場合は、CMで使われている「直感☆ボクシング」のような、画面の前で体を振ってボクシングをする、といったこれまでのゲーム機にはないゲームが楽しめるというメリットがある。

ケータイゲームは、電車の中や待ち時間などのちょっとした空き時間に遊ぶことが多かったはずだが、直感ゲームは前述の通り公共の場ではやりにくく、「遊び場」を探すのに意外と苦労しそうな印象も受けた。

うた・ホーダイ

着うた・着うたフルで「音楽といえばau」という評価を奪われたドコモだが、新たなサービスで巻き返しを図っている。それがこの「うた・ホーダイ」だ。

うた・ホーダイでは、これまで1曲単位の課金で購入していた着うたフルを、一定の月額料金でダウンロードし放題になるという定額制のサービスとなる。PC向けにナップスターが提供している音楽配信サービスと同様のサービスだ。

ただ、うた・ホーダイの音楽形式は3GPPで、通常の着うたフルと変わらないのだが、着うたフルのように着信メロディとして設定することはできないようになっている。

904iシリーズは全端末WMA形式もサポートし、PCで取り込んだ音楽CDの楽曲を転送して再生することもでき、うた・ホーダイでダウンロードした楽曲と同じ音楽プレイヤー上で再生可能。つまり、うた・ホーダイはあくまで音楽を聴くためのサービスであり、いつでもどこでも好きなだけ音楽をダウンロードして聴ける、というこれまでにないサービスだ。

配信サイトも「ナップスター♪♪♪No.1」や「ベストヒット★取り放題」「こころを癒す音楽∞Music Shower」など複数のサイトが用意されている。ナップスターの場合はPC向けのアカウントが使えるので、PCでもケータイでも音楽を聴き放題になる。

今回はうた・ホーダイのサービスは試せていないが、ちょっと気になる曲が聞こえてきたら、すぐさま何の気兼ねなくダウンロードして音楽を聴けてしまうという点がうれしい。