BioShock Infinite(グラフ57~86)

Irrational Games
http://www.bioshockinfinite.com/ja/home

ベンチマーク手順はこちらの通り。さすがにローエンドは3840×2160Pixelだとややつらいが、それ以外はそれなりに動作するので、描画パラメータは同一で行った。

まずOverallを見ると、平均フレームレート(グラフ57とグラフ58)はちょっと期待できそうなスコアになっている。最大フレームレート(グラフ59とグラフ60)は、数字だけ見るとそう違いはないが、特にA10-7850Kのスコアが暴れているのが収まったが分かる。最小フレームレート(グラフ61とグラフ62)はグラフだけ見るとずいぶん暴れているが、何しろ10~15fps前後での話だから、これはそれほど不思議ではない。強いて言えばRadeon R7 250XとRadeon R9 290XのグラフがCatalyst Omegaでは多少落ち着いた傾向になっているのが相違点だろうが。

もう少しシーン別に見てみると、Welcome Center(グラフ63~68)は一番負荷が高いこともあり、比較的数字が低めであるが、それでもRadeon R7 250Xの平均フレームレート(グラフ63)は割に大きな改善が見られる。もっともRadeon HD 7970(グラフ64)では1920×1080Pixelで落ち込みがあったりするから、すべてのシーンで改善があるとは言い切れないが。最大/最小フレームレートの傾向はOverallに近い。

この傾向はTown Center(グラフ69~74)でも見られる。平均/最大フレームレートともにCatalyst Omegaで若干の改善が見られるし、最小フレームレートも(Radeon HD 7970の1920×1080Pixelの様な変なケースもあるが)まぁ改善されている。

Raffle(グラフ75~80)あるいはMountain Island(グラフ81~86)もおおむね同じ傾向である。

AMDのプレゼンテーションでも、BioShock Infiniteは性能改善がうたわれたアプリケーションに含まれていたこともあり、ここでは確実に性能の改善があると判断してもいいだろう。

ただ、確かに部分的には35%を超えるような性能アップが記録されたケースもあるが、平均フレームレートの結果を見るとフレームレート向上率は

  • A10-7850K 5.6%
  • Radeon R7 250X 11.7%
  • Radeon HD 7970 -0.1%
  • Radeon R9 290X 5.7%

というところで、そう大きいわけではない。まぁそれでも確実に性能が向上していることを確認できた。