スケジュールスキャンの設定

インターネット セキュリティ 2010は、この状態でもPCを安全な状態に保つ。しかし、スケジュールスキャン(定期的なウイルススキャン)の設定がなされていない。PCをより安全に保つためには、設定したい項目の1つである。ここでは、その手順を紹介しよう。図28のメイン画面から、[設定]を選択する(図37)。

図37 メイン画面で設定を選択

この際に、ペアレンタルコントロールで設定したパスワードの入力を求められる(図38)。

図38 パスワードの入力

[設定]ダイアログが表示されるので、[コンピュータ]→[スケジュールスキャン]を選択する(図39)。

図39 スケジュールスキャン

ここで、スケジュールスキャンの設定を行う。まずは、スキャンの頻度である。これは、[日単位]、[週単位]、[月単位]から選択することができる。[日単位]は、毎日定時にスキャンを実行する。[月単位]もおわかりであろう(月のうちから任意の3日を選べる)。より安全を求めるのであれば、毎日のスキャンが望ましいことはいうまでもない。そのあたりの頻度は、普段のPC使用の妨げないならないようにしたい。

ここでは、[週単位]を選択したい。週単位といっても、週に1日ではなく、複数の曜日を指定することができる。私用のPCならば、1日おきにスキャンを行うくらいでもよいかもしれない。ここでは、月・水・金にスキャンを行うように設定した。次にスキャンを行う時刻の設定する。設定の方法は2つあり、1つは時刻を指定する方法である。もう1つは、PCが一定時間、アイドル(使用されていない)状態になったときに、スキャンを行うというものである。[指定時間が経過した場合]にチェックを入れて、時間指定を選ぶ。5分から60分まで4つの選択ができる(図40)。

図40 スケジュールスキャンの設定

今回はアイドル時間を指定したが、たとえば、毎週月曜日の午後2時からは定例の会議があるなどという場合には、そのような時間帯を指定することで、負担なくスケジュールスキャンが実行できるであろう。スケジュールスキャンが設定されると、メイン画面の[ステータス]を選択すると、[スケジュールスキャン]が有効になっている(図41)。

図41 ステータス画面

インターネット セキュリティ 2010では、[設定]メニューからよりきめの細かい設定を行うことができる。しかし、ファイアウォールや監視プログラムの設定では、初心者には意味がわかりにくいものが少なくない。下手に設定を変更し、セキュリティレベルを下げてしまっては意味がない。インターネット セキュリティ 2010のデフォルトの状態で、安全を保つことができるので、わからなければそのままにしておこう。