外出先でも社内と同じように働けるWindows 7

法人向けの機能としては、「多様化する働き方、ワークスタイルをサポートする」(コマーシャルWindows本部ビジネスマーケティング部マネージャー東條英俊氏)を狙いとしている。特に、デスクの前にいなくてもインターネット越しに仕事ができるような環境を目指している。

Windows 7の法人向け機能の強化ポイント

そうした状況でマイクロソフトは、法人向けのWindows 7としてEnterpriseエディションを推奨する。メインストリーム向けにはその下のWindows 7 Professionalが設定されており、「Enterpriseは大企業向けというイメージがある」(同)が、Windows 7においては「すべての(企業)ユーザーに、企業規模を問わずにEnterpriseをおすすめしたい」(同)としている。さらに、Windows 7 Enterpriseに追加できる「Microsoft Desktop Optimization Pack(MDOP)」を組み合わせることで、「理想のデスクトップ環境」(同)が実現できるという。

Windows 7 Enterpriseの重要な機能

Windows 7とMDOPの組み合わせで理想のデスクトップ環境が実現できるという

Enterpriseに含まれる機能としては、DirectAccess、BranchCache、Enterprise Search Scopeといった機能を搭載。DirectAccessは、イントラネット内に構築されたファイルサーバーなど、外部からアクセスできない場合でもインターネット越しにアクセスできるというもの。IPsecとIPv6でアクセスすることでセキュリティを確保。Windows Server 2008 R2を導入していればウィザード形式で簡単に設定が行える。

DirectAccessによって、VPNを使わずに企業のネットワークにアクセスできる/p>

Windows Server 2008 R2のDirectAccess設定画面