XPを上回る快適性

パフォーマンスの改善もなされており、起動、シャットダウン、スタンバイからの復帰を高速化したほか、ファイル圧縮やファイルコピーでも高速化した。高速化には、Disk I/Oのロジックを変えたり、起動時のレジストリアクセスを高速化するなど「細かなロジックを変更することで改善した」そうだ。常駐するサービスも、必要なときに初めてサービスを起動するという方法で、Windows XPでは40個、Vistaでは61個だったWindows起動時のサービスを49個まで減らしている。

パフォーマンスの向上が図られるなど、より快適度が増したWindows 7

ベンチマーク結果

こうしたパフォーマンスの改善によって、Windows Vistaはもとより、XPよりもスピードが速くなっているということで、ファイルをサーバーからコピーする、100ページのPDFを開くと言った作業でXPを上回る性能を実現しているという。

また、画面描画で使われるDirect2Dによって速度が向上。1ウィンドウごとのメモリを50%削減し、たくさんのウィンドウを開いていてもパフォーマンスがダウンしない。

DirectXを使った描画で、より高速な描画ができるようになった

メモリ消費量を削減するなどで、より安定した動作が可能に