ノートPCでも快適な省電力化
「Windows 7のメインターゲットはノートPC」と細井氏。すでに世界のPC出荷の58%程度がノートPCで、特に国内では7割近くをノートPCが占めており、メインストリームのノートPCでも快適で使えるように、プロセッサの電力管理を強化したり、使用しないBluetoothやイーサネットポートに供給しないなど、消費電力を削減。10~15%程度の省電力化が実現しているそうだ。
また、Windows Vistaから搭載されたユーザーアカウント制御(UAC)では、これまでのオン・オフの2段階から、4段階の設定を可能にし、ユーザーの操作では通知しない、画面を暗転させないといった設定が可能になった。
堅牢性も強化し、PCの設定上の問題を自動的に修復するトラブルシューティング、アプリケーションのヒープ領域での問題がほかのアプリケーションに影響しないようにする「フォールトトレラントヒープ」、アプリケーションの不具合で問題が発生した場合に、回避手段を自動で設定してアプリケーションが実行できるようにする「プロセスリフレクション」機能も搭載した。