E-410の操作性はグリップが小さいため、ホールドが安定しないかと思ったが、さにあらず。右手で握り込むようなホールドはできないが、そのぶん必然的に左手にしっかり乗せるようになる。そうすれば不安定になることもない。小さなグリップがカメラの基本を思い出させてくれた。

グリップが小さいためシャッターボタンは手前に位置する。指を立てるようにレリーズすることになるが、これも違和感はなかった。ただ、露出補正は狭くてちょっと操作しづらい。

ボタン類は少ない。背面左にはデジタル操作系のボタンが4つ、右には十字ボタンとAEL/AFLボタン、ライブビューボタン。背面のボタンは通常の黒に絵文字が刻印されたものだが、上面のフラッシュボタン、セルフタイマーボタンはメッキが施された丸い形状。これがちょっと懐かしい感じがしてとてもいい。上面右にはモードダイヤルと操作の中心になる大きめのコントロールダイヤル。あとは露出補正ボタンぐらい。

コントロールダイヤルは上面の縁ギリギリにある。そのため右手の親指を少しずらすだけで操作できる。なかなか使いやすい。またE-500ではダイヤル脇にあったワンタッチホワイトバランスボタン・AFポイントボタンが無くなった。これはメニューから操作すればいいという考え方のようで、困ることもなかった。スッキリしてよいと思う。

右手のホールドが期待できないため、必然的に左手で支える構えになる。これはこれでいい

メニューなどの操作は一般的なもの。ボタンが少なく、迷うこともない

E-410のレリーズ。ボタンが手前にあるため、少々指が立つようになる

E-500のレリーズ。グリップ上にボタンがある一般的なポジションになる

E-410での露出補正。ボタンを押しながらダイヤルを回す方法だが、少々窮屈

E-500での露出補正。こちらのほうが若干余裕がある