ライバルはE-510

E-410はユニークなカメラである。一眼レフとしては圧倒的な小型軽量なボディ、そしてライブビュー機能。撮影機能そのものについては目立ったところはないが、どれも標準以上のポテンシャルを備えている。ゴミが写り込む心配がないのもうれしい。

この後、オリンパスはE-510を登場させる。性能的にはこのE-410とほぼ同等だと思われるが、違いは手ブレ補正機能。結局のところ、コンパクトなボディを取るか、手ブレ補正を取るか、ということになるだろう。この選択は悩むに値するが、E-510が登場する前にE-410を買ってしまっても、後悔はしないはずだ。

昼寝のワンちゃん。オリンパスらしい軟らかい写真になった。頬の部分は白飛びしているが、繋がりは自然
ED 14-42mm F3.5-5.6
42mm(84mm相当)
SHQ(JPEG)
絞り優先AE、補正+0.7EV(F5.6、1/80秒)
ISO 400
WB:オート
仕上がり:VIVID
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水族館で20cmほどのイカを撮影。暗かったためISO800まで上げたが、ノイズはほとんどない。体の模様も細部まで写し取れた
ED 14-42mm F3.5-5.6
14mm(28mm相当)
SHQ(JPEG)
シャッター速度優先AE、補正+1.3EV(F3.5、1/30秒)
ISO 800
WB:オート
仕上がり:VIVID
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近所での風景。倒れた木がなんだか物悲しい
ED 14-42mm F3.5-5.6
14mm(28mm相当)
SHQ(JPEG)
絞り優先AE、補正-0.3EV(F8、1/320秒)
ISO 100
WB:オート
仕上がり:NATURAL
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水族館前で生演奏を行なっていた。もう少し晴れていればいいのだが、演奏者に似合わない少々淀んだ写真になってしまった
ED 14-42mm F3.5-5.6
42mm(84mm相当)
SHQ(JPEG)
絞り優先AE、補正+0.7EV(F11、1/160秒)
ISO 100
WB:オート
仕上がり:VIVID
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最短撮影距離を割り込んだ近さで撮影。それでもなんだかいい絵になった
ED 14-42mm F3.5-5.6
14mm(28mm相当)
SHQ(JPEG)
絞り優先AE、補正+0.3EV(F11、1/160秒)
ISO 400
WB:オート
仕上がり:VIVID
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誕生日のケーキ。とくに露出補正もしていないのに、いい雰囲気になった
ED 14-42mm F3.5-5.6
42mm(84mm相当)
SHQ(JPEG)
プログラムAE(F7.1、1/160秒)
ISO 800
WB:オート
仕上がり:NATURAL
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マクロレンズで撮影。抜けが悪く見えるが、これはこれで味があっていい
35mm F3.5 Macro
35mm(70mm相当)
SHQ(JPEG)
絞り優先AE(F3.5、1/250秒)
ISO 100
WB:オート
仕上がり:VIVID
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これもマクロレンズ。軟らかさとシャープさのバランスがオリンパス流
35mm F3.5 Macro
35mm(70mm相当)
SHQ(JPEG)
絞り優先AE、補正+0.3EV(F5、1/125秒)
ISO 100
WB:オート
仕上がり:VIVID
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花と女性
ED 14-42mm F3.5-5.6
14mm(28mm相当)
SHQ(JPEG)
絞り優先AE(F7.1、1/100秒)
ISO 200
WB:オート
仕上がり:VIVID
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少し夕暮れが始まった時刻。なんともいい感じの赤み
ED 14-42mm F3.5-5.6
42mm(84mm相当)
SHQ(JPEG)
絞り優先AE、補正+0.3EV(F6.3、1/50秒)
ISO 400
WB:オート
仕上がり:VIVID
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テスト撮影:川上卓也(Mediart)
作例撮影:加藤真貴子(WINDY Co.)
レポート:西尾 淳(WINDY Co.)