消費電力比較(グラフ35と36)

グラフ35がSandraでDhrystone/Whetstoneを実施した際の実効消費電力、グラフ36が3DMarkのFireStrikeでDemoを実行(Default Profile)した際の消費電力をそれぞれプロットしたものである。

まずDhrystoneを見ると、明らかにカーブが変わっており、普通に考えればZ97の方が高い動作周波数で動作しているかの様に見える。あるいは、Z87よりももう少し攻めたTurbo動作をしているというべきか。

ただ、その割に性能が余り変わらないのが気になるところだ。逆に3DMarkの結果を見ると、今度は明確にZ97の方が消費電力が低い。これは先に3DMarkのところで推論を示したとおりドライバにより内部の動きが変わっている可能性があるので、その影響は除外できないところだ。

しかし、CPUを主体としたアプリケーションでは、最大10WほどZ97の方が消費電力が多くなる可能性があることそのものは否定できないだろう(もっともそれがチップセットに起因する問題なのか、マザーボードそのものの問題なのか、はまた別の問題だが)。