スマートフォンやクラウドとも連携

EP-805AやEP-905F、PX-435Aなど無線LAN機能を搭載している機種では、ネットワーク経由でスマートフォンやクラウドとの連携が可能だ。スマートフォンやタブレット用アプリ「Epson iPrint」を使うことで、写真や文書をPCなしで印刷できるほか、スキャナ機能で取り込んだデータをスマートフォンやタブレットに転送したりできる。いったんPCにデータを転送する手間がないので便利だ。

iOS/Android用に無料でリリースされているアプリ「Epson iPrint」(写真左)。端末で撮影した写真を対応プリンタ/複合機から印刷できる(写真中)。スキャナ機能で取り込んだデータを、スマートフォンやタブレットに転送することも可能(写真右)

アップルのAirPrintや、GoogleのGoogleクラウドプリントなどのネットワーク印刷機能に加え、ネットワーク対応モデルにメールアドレスを登録することも可能だ。これにより、プリンタ/複合機のメールアドレスにメールを送ると、添付した写真や文書を自動的に印刷できる。対応モデルを田舎の両親や祖父母の家に設置し、子供の写真をメール添付で送って相手先で自動印刷、といった使い方が提案されている。そのほか、外出先から写真や文書を印刷しておき、帰ってからチェックするなど、さまざまな使い方が考えられるだろう。

また、複合機単体でインターネットに接続することで、PicasaやGoogleドキュメントなど、クラウド上に保存された写真や文書をPCいらずで印刷できる。無線LANとインターネットに接続することで、使い道がグンと広がるのだ。

使い方に応じた最適なモデルを選ぼう

以上、駆け足ながらエプソンの新モデル4機種を紹介したが、自分にピッタリのモデルを見つけることができるだろうか。写真を中心に印刷する場合や文書中心の場合、設置スペースや付加的な機能など、使い方によって選ぶべきモデルが変わってくる。将来的なことよりも、いま自分が欲しい機能でモデルを選ぶのがベストな方法だ。

どれを選べばいいのか分からないという人には、EP-805Aをおすすめしたい。値段も手ごろで写真印刷のクオリティも上々。印刷速度も速くオールラウンドに使える1台だ。これだけの機能とスペックであれば、次に買い替えるまでストレスなく使えるだろう。

Colorio EP-805A(3色カラーバリエーション)

Colorio EP-905F

Colorio PX-435A

Colorio me 宛名達人 E-830