Googleの説明ではAndroid 2.3.3と2.3.4のAPI上の差異はなく、2.3.4ではOpen Accessory APIをオプショナルのOpen Accessory Libraryの中でサポートしているだけという。基本的にはHoneycombをすべてのバージョンのスーパーセットとしてブラッシュアップを進め、Ice Cream Sandwichはその上に君臨する、さらに上位のAPI Levelが割り当てられるのではないかと考えられる。

AndroidのAPI Level
Platform Version API Level VERSION_CODE
Android 3.2 13 HONEYCOMB_MR2
Android 3.1.x 12 HONEYCOMB_MR1
Android 3.0.x 11 HONEYCOMB
Android 2.3.3 / 2.3.4 10 GINGERBREAD_MR1
Android 2.3 / 2.3.1 / 2.3.2 9 GINGERBREAD
Android 2.2.x 8 FROYO
Android 2.1.x 7 ECLAIR_MR1
Android 2.0.1 6 ECLAIR_0_1
Android 2.0 5 ECLAIR
Android 1.6 4 DONUT
Android 1.5 3 CUPCAKE
Android 1.1 2 BASE_1_1
Android 1.0 1 BASE

Android 3.0、3.1、3.2、それぞれの違い

スマートフォン向けでは、Android 2.2 "Froyo"がパフォーマンスや機能サポート面でそれ以前のバージョンから大きな変更が行われていたため、Froyo以降のOSを搭載するかがユーザーの大きな関心事だったが、それ以降のGingerbreadではAndroid 2.3.xの「x」にあたるマイナーバージョンの差異を気にしているユーザーはそれほど多くないと予想される。細かい変更点は数あるが、Gingerbreadでの大きな変更点はNFC (Near Field Communications)サポートの部分に集約されるため、ほとんどのユーザーはその影響を受けないからだ(そのほかにはジャイロスコープやカメラなどの新ハードウェアサポート機能が中心)。同様に、Honeycombでもこれまでに2回のマイナーバージョンアップが発表されており、一部の3.x端末ユーザーにはすでに3.2のOTAによる配布がスタートしている。