Snagitエディタの「画像」機能

「画像」タブには、キャプチャ画像のサイズや形状を編集するツールが配置されている。「画像のスタイル」には、単純な四角形の画像ファイルから印象を変える様々なパターンが用意されている。右側のスクロールバーをクリックするとさらに複数の「画像のスタイル」を表示させることができる(図44)。「ページカール」(図45)、「ちぎり絵状」(図46)、「遠近法」(図47)とキャプチャした画像のイメージを斬新に変えるができる。企画書やプレゼン用の資料作成など用途の幅は広い。

図44 画像のスタイル

図45 「ページカール」

図46 「ちぎり絵状」

図47 「遠近法」

「キャンバス」部分には、「切り抜き」、「回転」、「取り除く」、「サイズの変更」、「トリミング」、「キャンバスの色」など6つの編集ツールが表示されている。

「キャンバス」の「取り除く」ツール

「取り除く」ツールは、縦に長いウェブサイトをキャプチャしたとき、不要な中央部分を削除して画像の上下をつめてくれる。これも便利機能だ。利用方法は、「キャンバス」の中から「取り除く」ツールを選択するとツールメニューが表示されるので、その中から条件に合うツールを選択する(図48)。

図48 「取り除く」ツールを選択

すると、キャプチャ画像にシャドウが付いたラインが表示される。これでラインの位置を指定した後、ドラッグすることで取り除く範囲を指定する(図49)。

図49 取り除く範囲を指定

範囲を指定すると、取り除いた部分に波線が引かれ画像のサイズが上下につめられる(図50)。長いWebサイトなどにおいて、すべてを表示させる必要がない場合などには重宝するだろう。

図50 画像に波線が入り上下が圧縮される

画像を加工する「変更」ツール群

画像タブの一番右側のツール[変更]には、画像を加工・変形させるフィルタ系のツールが表示されている。[ぼかし]ツールは、画像の任意の部分をぼかすことができる。[色の効果]ツールでは、色調補正から色の反転まで、画像の色の修正・変更を行うことができる。ここでピックアップしたいのは、「フィルタ」機能だ。これは、Photoshopなどの画像編集ソフトにも付属する機能だがSnagitにも搭載されている。[フィルタ]のアイコンをクリックすると12のツールが表示される(図51)。

図51 フィルタ

フィルタの中のピクセル化を利用するとモザイクをかけることができる。モザイクをかける範囲を選択し、[フィルタ]のアイコンをクリックして[ピクセル化]→[タイルサイズ]→[8]と選択する。すると(図52)のように選択した範囲にモザイクがかかる。

図52 モザイク