VMJブース~市販PCゲームを強制的に裸眼立体視に対応させちゃうソフトウェア製品

裸眼立体視ディスプレイ製品の販売をはじめとして、3Dビジネスを手広く手がけるVMJ社が出展していたのは、市販のPC向け3Dゲームを強制的に裸眼立体視に対応させてしまうソフトウェア製品「VisuMotion Deep Outside 3D.Z」。

こちらはドライバーの形でシステムにインストールされるソフトウェアで、ゲームアプリケーションとGPUの間に入って、シーンのデプスバッファ情報から表示フレームのピクセルを裸眼立体視用に再配置して表示する役割を務める。

なるほど、この原理ならば、そのPCゲームが立体視に対応していなくても、3Dグラフィックスのゲームであれば全て裸眼立体視に対応できそうだ。なお、裸眼立体視は立体視ピクセルの配置がメーカーや機種ごとに違ったりする場合があるが、このあたりについては設定を選んだりカスタマイズができる仕様になっているらしい。

2010年1月の初期リリースではDirectX 9に対応するのみだが、2010年3月の第二リリースではOpenGLにも対応する。また、さらにその後のリリースではDirectX 10.xおよびDirectX 11にも対応予定だとのこと。価格は未定。

現時点で動作確認が取れているタイトルとしては「Racedriver GRID」「Crysis」「GTA IV/San Andreas」「Google Earth」「Virtual Earth」「レミーの美味しいレストラン」「カンフーパンダ」「S.T.A.L.K.E.R」「Metaio render」などが挙げられている。

動作環境としてはWindows XP/Vista/7。GPUとしてはGeForce 8/9/GTX 200シリーズなど。

ブースでデモされていたのは「Racedriver GRID」