アリオスコピィ/三谷商事ブース、レンチキュラーレンズ方式の裸眼立体視ディスプレイを展示

三谷商事ブースでは、同社が販売を手がけるアリオスコピィ社の裸眼立体視ディスプレイを展示していた。

アリオスコピィ社の裸眼立体視ディスプレイは、レンチキュラーレンズ方式を採用しているのが特徴だ。これは液晶パネルの前面側に、画素単位幅のレンチキュラーレンズを貼り込んだ方式となる。

視差バリア方式とは違い、遮蔽画素がないために、視差バリア式と比較して画面がとても明るく見えるのがレンチキュラーレンズ方式の特長となる。

レンチキュラーレンズ方式は明るいことが最大の特長

視線はレンチキュラーレンズで屈折することになるので、パネル上の視差に応じた異なる場所のピクセルを見ることになる。アリオスコピィのシステムでは、最大8視点という多視点表示に対応しており、視点位置を変えるとダイナミックに見え方が変わるのが面白い。

アリオスコピィの42インチ、フルHD解像度の裸眼立体視ディスプレイ「3DHD-42」

展示されていた42インチの裸眼立体視ディスプレイは型式番「3DHD-42」で、解像度1,920×1,080ドットで、奨励視点距離は3m以上。DVI接続に対応。重量は47kg。8視点の場合、理論値の立体解像度は1/8になるが、視覚解像度は、やはりこちらの方式でも2/3程度はあるとのこと。

傾向としてレンチキュラーレンズ方式は飛び出し感に長けており、視差バリア方式は奥行き感に長けている…と言われる

圧倒的な明るさと多視点の特性を活かし、人目を惹くデジタルサイネージ分野などへの応用が期待されている。