VMJ社ブース、裸眼立体視ディスプレイと5視点立体映像撮影カメラを展示
VMJ社も視差バリア式の裸眼立体視ディスプレイ「3D VISION」を展示。こちらはWXGA(1,360×768ドット)解像度の液晶パネルに固定式の視差バリアを貼り込んだタイプの裸眼立体視ディスプレイで、最大6視点の表示に対応するのが特徴。つまり、6箇所から見た立体映像を1枚の映像パネルに表示できる。見る位置をずらすと、そこからの視点で捉えた映像が見られると言うことだ。
試作機では奨励視点距離を4.5mとし、最小で3.5m、最大で7.5mまでの視点距離で立体視が可能となっている。液晶パネル自体のスペックは画面サイズ40インチ、応答速度は16ms、デジタルRGB(DVI-D)、アナログRGB(Dsub15)に対応。
また、ブースでは最大5視点の同時撮影が可能な「3D CAMERA EYE5」の展示も行っていた。
CCDカメラを5基、水平に配置して撮影するのが特徴で、撮影した5視点映像は、独自のアルゴリズムでn視点への変換にも対応する。
5基のカメラのそれぞれの解像度は1,280×720ドット(720p)、撮影フレームレートは30fps。撮影は12mm~36mmの範囲でズームにも対応。大きさはW370×H230×D240mm。重さは約10kg。
VMJでは、こうした立体視関連のハードウェア製品の提供以外に、3D映像を生成するためのツール類や、3Ds Max、MAYAといったDCCツールへのプラグインソフトウェア、DirectX/OpenGLアプリケーションをそのまま裸眼立体視に対応させるドライバソフトウェアなどの提供も行っている。