ノートPCにも2D/3D切り替え式裸眼立体時ティスプレイが

通常の液晶パネルの前面にアクティブ動作可能な視差バリアを配することで2D/3Dの瞬間的な行き来が出来る裸眼立体視ディスプレイは、なにもディスプレイ単体製品でなくても構わない。

ニューサイトジャパンでは、ノートPCの液晶ディスプレイ部にこのアクティブ視差バリアを配した試作機を展示していた。

ASUS N10Jcベースの裸眼立体視対応ノートPC

こちらはWSVGA(1,024×600ドット)パネルにアクティブ視差バリアを配したもので、こちらは、ゲームというよりは、立体映像をカジュアルに楽しむことを想定している。

試作機では、ノートPC本体の左側にスライド式の2D/3Dモード切り替えスイッチが配されていた。

試作機ではここに2D/3D表示切り替えモードスイッチを配していた

こちらの具体的な発売予定はまだないが、いずれ、それほど追加コストを掛けずに、ノートPC本体に実装できるため、「現実味のある提案」だとして自信を見せている。

小型の液晶パネル製品にもこのアクティブ視差バリア式の2D/3D切り替え式裸眼立体視ディスプレイが定着してくれば、いずれは、デジタルフォトフレームにまで応用範囲を広げていきたいとしていた。

今年発売予定のPC版「バイオハザード5」は立体視に対応することがアナウンスされており、当初は、NVIDIAの眼鏡式立体視の「GeForce 3D VISION」のみに対応すると思われるが、こうした裸眼立体視ディスプレイにも対応できたらかなり面白いはずだ。立体視を身近にする先兵的存在としてニューサイトジャパンのこの製品には注目が集まることだろう。