本体底面には、ネジで止められたフタ(正式にはハードディスク・ドライブ・ドアというらしい)があり、これを外すと、HDDとSO-DIMMメモリカードスロットがある。フタを止めるネジは、裏側をC型の金具で止めてあり、ネジ自体が外れないようになっているという細かい配慮は、やはりThinkPadからの流れか。

HDDは、2.5インチのS-ATA方式で、専用の金具を使って固定する。しかし、交換は簡単である。特殊なHDDではないので、容量が不足なら、大容量のものが使えるし、2.5インチSATA接続のSSDにも交換が可能だ。

また、メモリスロットもSO-DIMMで、汎用品が利用できる。2ギガバイトのものを装着すると、メインボード上の512メガバイトのRAMが非稼働状態となり、2ギガバイトをフルに利用できるようになる。XPではあるが、メモリの増設により、スワップを減らすことができるし、ある程度のメリットは享受できる。また、S9eが採用するDDR2-667(PC2-5300)のメモリなら、数千円以下で入手が可能だ。

底面には、手前に吸気口がある。この部分は少し傾斜している。真ん中から左側の部分は、HDDやメモリスロットへアクセスするための「ハードディスク・ドライブ・ドア」

「ハードディスク・ドライブ・ドア」を開けると、HDDとメモリスロットがある。HDDは金属カバーに取り付けてからはめ込む方式

カバーにあるネジは、このように内側でCの字形の金具で固定されているため、抜けないようになっている。カバーを外すときには、抜いてしまわないように注意すること