まとめ

ということで、一通り内部について解析をおこなってみた。率直な感想は、「随分サーバ寄りに性格を振ったなぁ」というところだ。勿論現在のCore i7はNehalem-EP、つまり2P Xeonと共通構成だし、製品ポジション的にもハイエンドデスクトップ以上を狙っているから、これで問題ないといえば問題ないが、メインストリーム向けにはやや過剰装備だな、と感じられなくも無い。

やはり現行のNehalemは、Barcelonaが仮想敵であり、これを打ち破るだけの装備をしたということだろう。今回は本格的なサーバー向けのワークベンチなどは行っていないから、実際にフルに負荷をかけて見ないと断言は出来ないが、従来のCore MAに比べると相当「粘りそうだ」と感じられる結果であった。

問題は、これがデスクトップアプリケーションにどの程度効果的か、というあたりだろう。次回のレポートでは、Previewの結果なども踏まえながら、このあたりを細かく確認してみたいと思う。

■関連記事
【特集】完全版!! 「Core i7」極限検証 - 総合性能プレビュー編
【特集】完全版!! 「Core i7」極限検証 - 詳細性能ベンチマーク編