ではもう少し小さなバッファ、かつSingie Threadでは? ということで、グラフ74がRMMAのBandwidth、グラフ75はD-Cache Latency(I-Cacheについては既にグラフ67~69の結果でD-Cacheと大差ないというか、D-Cacheが一番大きく変動しそうなのが判ったので、今回は省いた)の結果である。
まずグラフ74について言えば、Single Threadでも、DDR3-1067→DDR3-1333でそれなりに性能差が見られる事も面白いし、グラフ73ほどではないにせよChannel数によって性能がスケールすることが確認出来るのは面白い。また気になる1333×4に関しても、確かに性能が下がる兆候が見えており、Multi-Threadだともう少し明確に差が出そうである。
一方グラフ75だが、1channel構成だとレイテンシが増える、という傾向がでているのは中々興味深い。とはいえ、全体から見れば大きく変化した、という感じには見えない。一般論だと、Channel数が増えるとその分全Channelの微妙なTimingの差を吸収するのに余分なLatencyが掛かるから、むしろLatencyが増える傾向にありそうなものだが、少なくともこの結果から見る限りそうした傾向は読み取れない。