ハンザ博物館では、18世紀の商館の生活ぶりをうかがうことができる。博物館内に入ると真っ先に山盛りに積まれた干しダラが目に付く。干しダラは重要な輸出品だったようだ。なかでも、驚いたのはベッドが小さいこと。子供用ベッドと見紛うばかり。ハンザ商人は上半身を起こして寝る習慣があったそうだ。
フィヨルドやベルゲンの町並みを一望するには、標高320mのフロイエン山へ登るとよい。ケーブルカーであれば7分で山頂まで行くことができ、15分間隔で運行している。
山頂にはノルウェー料理の店「フロイエン」があるので、ベルゲンの町並みを一望しながら昼食をとるとよいだろう。フロイエン山を降りたらベルゲン市内の美術館へ。エドヴァルド・ムンクの初期作品も収蔵しているベルゲン美術館や、チェリーニのヴァイオリン(『レッド・ヴァイオリン』で有名になった呪いのヴァイオリン)が展示されている西ノルウェー工芸博物館などアートスポットを訪れるのも楽しい。少し足を伸ばせばグリークの家に行くこともできる。