今回、シグマの「18-200mm F3.5-6.3 DC OS」、タムロン「AF18-250mm F/3.5-6.3 Di II」、ニコン「AF-S VR 18-200mm F3.5-5.6G」、ソニーの「DT 18-200mm F3.5-6.3」の4製品をお借りして試してみると共に、歪曲収差、色収差と逆光時のハレーションについてのテストを行なった。なお、シグマはキヤノン30Dで、タムロンとニコンはニコンD80、ソニーはα100で撮影を行なっている。
(A)ハレーションテストでは、レンズ前面から49cmの場所にクマのぬいぐるみを置き、上方からフレームには入らないが、レンズに直接光が入るように75Wのアイランプを設置して撮影、撮影した画像に写りこむハレーション(ゴースト)をチェックした。
(B)色収差テストでは、穴のあいたアルミ板を用意して背面にトレーシングペーパーを貼り付けて、アイランプで照明。たくさんの点光源が現れる状態にして、レンズのワイド端で撮影を行ない、右上端の穴から色収差をチェックしている。なお、拡大画像はPhotoshopで50×50ドットのエリアを切り出し、ニアレストネイバー法で10倍に拡大したものをJPEGで保存した。
(C)歪曲収差テストでは、約EV8の明るさになるように正方チャートに照明を当て、ワイド端にセットしたレンズでフレームいっぱいに撮影を行い、歪みをチェックした。