豊富なラインアップとBTOで好みの構成をゲット
試用機は「MDV-ASG8310B」のカスタマイズモデルだが、「MDV ADVANCE Sシリーズ」には標準で最新intel SSD 520シリーズ搭載のモデルもある。スタンダード構成、ハイスペック構成、プレミアム構成と全部で4つの構成がラインアップされており、それぞれカスタマイズが可能だ。
また、他の選択肢としてSSDとHDDを1つの高速大容量ストレージとして利用するインテル スマート・レスポンス・テクノロジー(Intel SRT)に対応するモデルも存在する。これはSSDよりは少々劣るもののHDDよりはだんぜん高速で、HDDの容量が利用できるというオイシイところ取りの手法だ。この手法を取り入れたベースマシンは別途用意されているが、「MDV ADVANCE Sシリーズ」もラインアップに含まれている。
ベースモデルの違いは一見細かくあるようだが、BTOメニューでも吸収できない違いはグラフィックス機能にある。エントリー構成である「MDV-ASG8220E」がNVIDIA GeForce GTX 550Ti/1GBを搭載しているのに対して、スタンダード構成の「MDV-ASG8250B」はNVIDIA GeForce GTX 560/1GBを、ハイスペック構成である「MDV-ASG8250X」はNVIDIA GeForce GTX 570/1280MBを搭載している。プレミアム構成の「MDVASG8250X2」はNVIDIA GeForce GTX 580/1536MB搭載だ。
BTOメニューでは全モデルの選択肢としてNVIDIA Quadro 600とNVIDIA Quadro 2000Dが用意されているから、ユーザーはまずGeForceとQuadroのどちらを搭載したいのか選択し、GeForceを選ぶならばその種類によってベースマシンを選択するとよいだろう。
無線LANの追加や地デジチューナーの搭載もできるし、OSをWindows 7 Professionalにしたり、Microsoft Officeをプリインストールしたりといった選択も可能だ。ユーザーの自由度が高く、好みのマシンに仕上げやすい。よけいなアプリケーションなどが入っておらず、ハードウェア的にもソフトウェア的にも自分好みにこだわりたいユーザーにぴったりだ。