Windowsの起動と終了が高速化されて快適に

今回試用したのは「MDV ADVANCE Sシリーズ」の中でもエントリー構成とされている「MDV-ASG8310B」をベースにBTOでカスタマイズしたモデルだ。標準構成ではIntel Core i7-2700Kを採用したマシンに500GBのHDDのみを搭載しており、販売価格は79,800円。

試用機は80GBのSSDと2TBのHDDを組み合わせて搭載している。この選択をすると、自動的にOSはSSDにインストールしてもらえる。さらにメモリも16GBに増し積みし、光学ドライブはブルーレイディスクドライブにしてある。さらにCPUクーラーを水冷にした仕様での販売価格は、128,310円だ。Core i7に大容量メモリと大容量HDD、さらにSSDまで組み合わせたモデルと考えると、かなりのお手頃価格だ。

SSD搭載モデルで、最も簡単に効果を感じられるのはWindowsの起動にかかる時間の短縮だ。各PCにインストールされているアプリケーションなどによっても違ってくるが、今回は試用機をまっさらな状態で起動した後、Windows Updateを一通り実施した直後の起動時間を計測してみた。

電源ボタンを押した瞬間からWindowsのデスクトップが表示されるまでにかかった時間は、約31.5秒だった。見ているとBIOSの読み込みにかかっている時間が長かったため、BIOSを一通り読み込んでドライブ情報などが表示された瞬間からデスクトップ表示までの時間も計ってみたところ、こちらは約14.7秒。いずれにしても、かなり短時間だ。

また、起動してすぐに終了するというやり方でシャットダウンの時間も計測してみたところ、シャットダウンボタンを押してからディスプレイが真っ暗になるまでの時間は約17.2秒だった。

PCの前に座っている時間のうち、起動待ちとシャットダウン待ちの時間というのはロスタイムだ。ここが短いと、小さなストレスが軽減される。電源ボタンを入れてからお茶を入れに行くことでロスタイムの精神的な負担をなくそうというような工夫も無用だ。

動画
Windowsを起動してみた。特に起動動作後半の高速さに注目して欲しい