じめじめした梅雨っぽさはあまり感じないものの、祭日のない6月はうんざり。ボーナスも入ることだし、次の休みには旅行でも行きたい! とうずうずしている人はいませんか。仕事の忙しさや日々の鬱憤を吹き飛ばすには、自然から癒しをもらう旅へ行くに限る! そこで、今回は、北欧・ノルウェーのフィヨルドや氷河など"芸術"ともいうべき大自然の魅力を存分にご紹介していく。
大自然とともに生きるノルウェー
正式名称:ノルウェー王国はスカンジナビア半島の西側に位置している国。東はスウェーデン、フィンランド、ロシアと国境を接し、西は大西洋に面するという、南北に細長い形を成している。公用語はノルウェー語で、通貨はクローネ。EUに加盟していないため、自国の通貨を持っているのだ。面積は38.6万平方キロメートルと日本とほぼ同じだが、北側が北極圏に位置しているため人口は468万人。同じ面積に約1億2,000万強の人が住まう日本と比べたらかなりゆったりと暮らしているといえるだろう。
首都・オスロには約55万人が住んでおり、ノルウェーの南側に人口が集中している。ノルウェーの主要産業は石油・ガスの生産で、2006年GDP比では24.9%、続いて、サービス業が8.7%、製造業が8.5%となっている。とくに石油の生産は世界第3位で、いかに資源に恵まれた国だというのがわかる。(*データは外務省より)
そんなノルウェーの人たちの暮らしは、共働きの家族が多く、休暇に向かう先はオスロから離れた同国西側だ。西側にはフィヨルドや氷河などの見どころがたくさん散りばめられているので、ノルウェー人だけでなくヨーロッパ各地をはじめ、世界各国から観光客が訪れる。また、北側では冬から春にかけて楽しめるオーロラ鑑賞や太陽がまったく昇らない時期に見られるミッドナイトサン(真夜中の太陽)も体験でき、ノルウェーでは自然に事欠くことなく、癒される旅が満喫できるだろう。