◆Metro Exodus PC:Enhanced Edition(グラフ62~68)
Metro Exodus PC:Enhanced Edition
4A Games
https://www.metrothegame.com/
ベンチマーク方法はこちらのMetro Exodus Enhanced Editionの項に準じる。設定は
Shading Quality:Ultra
Ray Tracing:High
Reflections:Hybrid
Variable Rate Shading:4x
Hairworks/Advanced PhysX:Off
Tesselation:Full
とした。
F1 23ほどではないにせよ、こちらもちょっとGPUボトルネックの気配がある。とは言え2Kでは多少バラつきがあるだけマシだが。その2Kはちょっと荒れていて、Core i9-14900KよりCore i9-13900Kの方がややフレームレートが上とか、Ryzen 9 7950X3Dが150fps切りしてしまっているとかだいぶ不思議な結果であるが、なにしろ1~2fpsの範囲の差なので、これは誤差の内と考えてもよさそうな気がする。そして最高速は154fpsを叩き出したRyzen 7 7800X3Dというあたり、Core i9-14900Kはここからは読み取れない。
ちなみにIntel Application Optimizerを使うとこのMetro Exodusのフレームレートが向上する、という謳い文句だっただけに、Application Optimizerが動かなかったのは残念である。
◆Shadow of the Tomb Raider(グラフ69~75)
Shadow of the Tomb Raider
SQUARE ENIX
https://tombraider.square-enix-games.com/en-us
ベンチマーク方法はこちらに準じる。設定は
Quality:Hightest
Ray Tracing:Off
とした。XeSSも無効化している。
さて平均フレームレート(グラフ69)でも判るように、典型的なCPUボトルネック状況で、2K~2.5Kは明確にCPUの性能でフレームレートが決まっている。Core i9-14900Kは健闘しておりCore i9-13900Kからは性能を引き上げているものの、Core i5-14600Kの方がフレームレートが上、というあたりをどう解釈したものか。そしてRyzen 7 7800X3D/Ryzen 9 7950X3Dには30fpsほどの差を付けられている、というあたりはまだRyzen 7 7800X3D/Ryzen 9 7950X3Dに追いついた、とは言いにくい。その2Kのフレームレート変動(グラフ72)を見ると、一番差がついているのは80秒付近の描画負荷が少ないところであるが、それ以前の10秒付近とか120秒以降でも結構明確に差があるあたりは、やはりCPU性能の違いが明確にある、と言わざるをえないだろう。
◆Watch Dogs:Legion(グラフ76~82)
Watch Dogs:Legion
Ubisoft
https://www.ubisoft.co.jp/wdlegion/
ベンチマーク方法はこちらの"Watch Dogs:Legion"に準ずる。ちなみに設定は
Quality:Ultra
RT Reflection:Off
とした。
さて結果だが平均フレームレート(グラフ76)を見るとこちらもCPUボトルネックの傾向が強いのは見て明らかである。その2K~2.5Kで言えば、Core i9-14900KとCore i5-14600Kはかなり健闘しているのは間違いない。Core i5-13600K/Core i5-13900Kが2Kで120fps弱に留まっているのに対し、140fpsを超えて150fps弱に達しているからだ。ただそれでもRyzen 7 7800X3Dの160fpsには及ばないし、Ryzen 9 7950X3Dの172fpsは更に遠い。頑張ってはいるものの、まだそこまでの性能ではないというか、AMDの3D V-Cacheの威力すげえというべきなのか。