◆F1 23(グラフ41~47)
F1 23
EA Sports
https://www.ea.com/ja-jp/games/f1/f1-23
ベンチマーク方法はこちらのF1 23の項目に準ずる。設定は
Anisotropic Filtering:16x
Anti-Aliasing:TAA Only
Dynamic Resolution:Off
Detail Preset:Ultra High
とした。
さて結果の方だが、もう御覧の通りでちょっと設定をミスった気がする。正直、ここまで差が付かないとは思わなかった。実際F1 22までは非常に負荷が軽いゲームであり、Ray Tracingを有効にしてもCPUでの差が付くものだったが、F1 23ではこのRay Tracingを多用しているようで、2KですらGPUがボトルネックになり、CPUでの性能差が付かないという事になってしまった。次からはDetail PresetをHigh以下にすることを考慮したい。
◆Far Cry 6(グラフ48~54)
Far Cry 6
Ubisofy Entertainment
https://www.ubisoft.com/ja-jp/game/far-cry/far-cry-6
今回のテストの中で、唯一明確にCore i9-14900KがRyzen 7 7800X3D/Ryzen 9 7950X3Dを上回る性能を示したのがこちら。平均フレームレート(グラフ48)を見ると見事に水平で、典型的なCPUボトルネックである。ここでRyzen 9 7950X3Dはほぼ180fps以上、Ryzen 7 7800X3Dも180fps弱を叩き出していて十分優秀なのだが、Core i9-14900Kは190fps以上になっており、明確に性能差を示している。これは170fps弱のCore i9-13900Kから大幅な向上ではある。ただCore i5-14600Kの方は、一応Core i5-13600Kを上回る性能ではあるのだが、それほど差が無いあたりは、やはりCore i9-14900Kは限界まで性能を引き上げるようにチューニングしているということなのかもしれない。
◆Hitman 3(グラフ55~61)
Hitman 3
IO Interactive A/S
https://www.epicgames.com/store/ja/product/hitman-3/home
Far Cry 6と似て明らかにCPUボトルネックな傾向が平均フレームレート(グラフ55)からも見て取れる。境目は3Kあたりで、その先は差が縮まっているが、2K~2.5KはほぼCPU性能がそのまま反映されている格好だ。Core i9-14900Kは? というとCore i9-13900Kから10~15fps程度の上乗せがあり、その意味では健闘しているのだが、200~210fps台のRyzen 7 7800X3DとRyzen 9 7950X3Dには及ばない。
フレームレート変動を見ても2K(グラフ58)/2.5K(グラフ59)共に変動は大きいが、Core i9-14900KとRyzen 7 7800X3D/Ryzen 9 7950X3Dのグラフは分離している時の方が多く、性能差は明白である。
とは言え、4K(グラフ61)の25~40秒あたりを見ると、Core i9-14900KとRyzen 7 7800X3D、Ryzen 9 7950X3Dの3つだけは180fpsあたりまで盛り上がっているのに対し、他のCPUだと120~130fpsあたりまで落ち込んでいるところを見ると、Core i9-14900Kの性能が明らかに強化された事そのものは間違いない。ただRyzen 7 7800X3D/Ryzen 9 7950X3Dには及ばなかっただけである。