◆Tom Clancy's The Division 2(グラフ68~74)
Tom Clancy's The Division 2
Ubisoft
https://www.ubisoft.co.jp/division2/
比較的負荷の少ないゲームということで、2KではそれなりにCPU性能に応じてフレームレートが変わってくるわけで、結果(グラフ68~70)を見ると平均フレームレートは2Kで一応CPU性能に応じた変化が見られるが、むしろ最大フレームレートの方が性能差を見るには適当かもしれない。もっともフレームレート変動(グラフ71~74)を見ると、特に2Kでは想像以上にフレームレートの差が大きく見える。もっとも違いが大きいのは冒頭20秒位の範囲で、その先はそこまで大きくは違わないのだが。
◆Shadow of the Tomb Raider(グラフ75~81)
Shadow of the Tomb Raider
SQUARE ENIX
https://tombraider.square-enix-games.com/en-us
激しく性能が変わったのがこちら。結果(グラフ75~77)を見ると、Ryzen 7 7800X3Dの2Kでのフレームレートが他を40~50fps上回る事になっているが、これはちょっとからくりがある。フレームレート変動(グラフ78~81)の2Kを見ると判るが、70秒付近で急にゲームの描画負荷が軽くなる。この時のフレームレートが平均フレームレートの押上げに繋がっている訳だ。ただ負荷が重い40秒位までで言えば、そこまで大きくフレームレートが違う訳では無く、その意味では実際のゲームでどこまでこの軽さが実感できるかはちょっと微妙なところだとは思う。まぁそれを言えば、今回の3つのCPUでは、どれであっても2Kで最低140fps以上のフレームレートが実現されているので、その違いを体感できるか? というとちょっと厳しい気はするのだが、とりあえずCPU性能という観点で言えばRyzen 7 7800X3Dに軍配が上がるのは間違いない。
◆Watch Dogs:Legion(グラフ82~88)
Watch Dogs:Legion
Ubisoft
https://www.ubisoft.co.jp/wdlegion/
ゲームベンチの最後はこちらだが、結果(グラフ82~83)の傾向はRyzen 9 7950X3Dの時にかなり近い。強いて言えば、Ryzen 7 7700Xがなかなか健闘しておりCore i7-13700KFに結構近い数字を出している事であるが、Ryzen 7 7800X3Dは2Kで50fps、2.5Kでも30fpsほどCore i7-13700KFを上回っている。最大/最小フレームレートも相応に高く、間違いなく最高速のCPUである。
フレームレート変動(グラフ85~88)からもこれは明白で、2K/2.5Kでは完全にグラフが分離している。3Kではかなり接近しているものの、冒頭30秒と最後の15秒くらいはまだグラフが分かれており、完全に重なるのは4Kだけ、というあたりはCPU性能の差が少なくないことを示すには十分だろう。