Apple Pay Cashを利用して誰かに送金するには、Apple Pay Cashに残高を移す必要がある。もし普段から銀行口座でApple Payを利用している場合は、非常に手軽に行える。
Apple Pay Cashへの残高追加は、銀行口座のデビットカードを設定したApple Payで行う。もし既に設定されていれば、残高追加の画面ですぐにデビットカードが表示される仕組みだ。もしデビットカードがセットアップされていなければ、その設定が促される。
現状、Apple Pay Cashでは、クレジットカードを用いた入金には対応していない。他のサービスでも、3%のクレジットカード手数料が徴収される仕組みとなっている。Appleが将来的に、手数料を取ってクレジットカードでの入金に対応するかどうかは分からない。
デビットカード以外の入金手段として、プリペイドカードを利用する方法がある。スーパーやコンビニで購入できるVisaなどのロゴがあるプリペイドカードを利用すれば、銀行口座がなくてもApple Pay Cashの残高を増やせるようになっている。
あるいは、こんな方法もある。たとえば率先してクレジットカードで友人たちとの食事代を支払い、割り勘分をApple Pay Cashで受け取れば、Apple Pay Cashに残高が貯まっていくのだ。もちろん、クレジットカードの支払いは自分が行うことになるので、得も損もしないのだが。
ちなみに、Apple Pay Cashに入金できる金額は、最低10ドル、入金にかかる手数料は徴収されない。1度に入金できる金額の上限は3,000ドル、7日間に入金できる金額の上限は1万ドルで、残高の上限は2万ドル、約220万円程度となる。またそれ以外に、銀行口座で設定されている利用上現金額の制限も適用される。