8・写真を見ながらキーを入れる【ロングキー】

スタビライザに塗る「あるもの」とは……

スタビライザが付いたロングキーは、キーボードによりはめ込み方法が異なる。力加減によっては壊れることもあるので、ロングキーの抜き戻しは特に慎重に進めたい部分だ。

今回のHHKB Lite2はスタビライザの軸となる長辺をキー側に、短辺をキーボード本体側に接着させる仕様。はめ込む時には、先にスタビライザの短い金具を、精密ドライバーを使い本体側に差し込み、軽くスライドさせながらはめていった。

このスタビライザだが、実はリップクリームを塗ると滑りが良くなるという。もともとスタビライザには出荷時に、打鍵感やキーの滑りを良くする目的でグリスが塗られているのだが、水洗いした場合は取れてしまう。ご家庭でできる応急処置として、リップクリームを塗ると代替になるだろうとのこと。

ロングキーを本体に戻したら、いよいよ最終確認だ。最後にブロアーを吹きつけ、外装の汚れを確認。キー入力を確認できるフリーソフトで全キーの動作をチェックしたら掃除完了だ。

使ったモノ……固形リップクリーム、ブロアー、エアダスター、精密ドライバー
プロの視点……「キーをはめ込んだつもりでも、はまりきってない場合があるので、最後にキーボードを斜めに立てて目視確認することもあります」

スタビライザの接着部分にリップクリームを塗る

スタビライザをキー裏に装着

スタビライザのキー側の位置を確認しながら、そっと押し込むようにはめていく

最後にエアダスターで細かいゴミを吹き飛ばす