5・本体の汚れを掃除する
大まかな埃が取れたところで、本体の拭き掃除に入る。ここで使うのは、無水エタノールを水で溶いた液。綿棒を液に軽く浸し、本体を拭いていく。面積が大きい部分ははキッチンペーパーを折りたたんで液に浸けてから拭き、スイッチ部分など細かいところには綿棒を使う。
液を付けすぎると、隙間から内部の基板にまで入り込み、故障の原因になるため、軽く絞ってから拭くと良いだろう。また、エタノールを水に薄めずそのまま使うと、キーボードの鉄板や塗装が痛んだり剥がれたりするので注意したい。
ポイントは丁寧に扱うこと。美しさだけでなく、メカニカル系の高級キーボードは適切な保守点検をすることで、数年程度の使用ならば十分に耐えうるからだ。「美しさを保つだけでなく、せっかくの高級キーボードは長く使いたいじゃないですか」(木村氏)。汚れを拭き取る布もマイクロファイバー製など柔らかいものがオススメという。
この作業で、ひとまず本体が綺麗になった。木村氏いわく「中級レベルの掃除」というが、時間の関係でここで本体の掃除は終了(すでに作業開始から2時間ほど経過している)。
使ったモノ……無水エタノールを溶いた水、綿棒、キッチンペーパー、ピンセット、ブロアー、柔らかい布 |
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プロの視点……「とにかくキーボードを大事に扱う。できるだけ傷つけないこと」 |
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