会場の大きさやイベント招待状の発送タイミングから、このイベントがAppleにとって非常に重要な意味を持ち、かつ過去最大規模のものとなると以前のレポートで予測した。実際、これを裏付ける話は各方面で出てきており、例えば日本から招待されるプレス関係者の数は従来の2~3倍規模となっているようだ。これは日本以外の市場でも該当すると思われ、これが従来比2~3倍の収容人数を持つ会場を選定した理由の1つになっていると考えられる。
そして今回のイベント招待プレスにおける最大の特徴はその人数よりも、どのメディアが呼ばれたのかという"ターゲット"の部分にある。詳細は別途解説するが、今回発表されるとみられるのはiPhoneに留まらず、「iWatch」などの名称で呼ばれるAppleのウェアラブルデバイスも含まれるとみられる。Reutersによれば、今回のイベントには著名なファッション関係のメディア関係者やBloggerが招待されており、この「ファッション」という部分にかかる製品が「iWatch」なのではないかとみられている。
実は、今回日本からのプレス招待枠で広げられたのは「ファッション系メディアの関係者」を呼ぶためで、従来のテクノロジーやモノ系メディアの招待人数はそれほど変化していないという。これが何を意味しているかを考えると、自ずと見えてくるだろう。このあたりの分析はiWatchの別稿で詳しくまとめていく。