国内で販売したあと、海外でも展開する構えだ。「まずは日本で展開し、バグをなくしていきたい。そのあとで、スプリントを通じてアメリカでの販売も視野に入れている」と孫社長。ターゲット層については「PCが出始めた頃、何が計算できるのか、おもちゃじゃないか、と言われていた。事実、初めはソフトもない状態だった。夢を追いかける、先進性を求めるユーザーが購入層だった」と解説。Pepperも、ギークと呼ばれるマニア層に購入者が増えることを期待している。
具体的な使い方については「幼児教育にも利用できる。Peeperなら”赤ずきん”を何度だって繰り返し読んでくれる。あいおうえも、算数も、英語など外国語だって教えてくれる。最強の友だちであり、教育係になる」と回答。また「Pepperなら、家族の思い出を一緒に育んでいける」と孫社長。嬉しい、悲しいといった家族の記憶、会話や写真が全部、クラウドに蓄積されていく。一緒に生活することで家族の一員になる。そういう存在に育てていきたい、と語った。
「Pepperの最大の使命は、家族に幸せになってもらうということ。生産性を求める工業製品とは、まったく違うものになる。そんな風に思っています」と話した。