19万8,000円という値段設定で利益は出るのか、という質問に孫社長は「量産することで、それなりのビジネスとしては成り立つ。量産を世界一得意としているフォクスコンを製造パートナーとして選んだのもそのため。売り上げ規模、台数の目標などは現時点では考えていない」と回答。コンテンツ、アプリをふくめ、総合的にみて利益が出るようにしていくという。目先の利益は考えていないと話し、「低い値段と高い志」で展開していくと表現した。
部品代さえまかなえない
質疑応答後の囲み取材で、孫社長は「いまの価格では部品代さえまかなえない。フォクスコンをしても原価の方が高い状態。インターネットのサービスなども、最初は無料で開始した。多くの人が利用するようになると、ビジネスとして成り立つようになる」と話した。値段設定については「いくらなら家庭用のパーソナルなロボットとして受け入れられるかを考えた」もので、コストを考えていないという。