ゲストがPepperと歓談
この後、舞台にはお笑いタレントの宮迫博之さん、ソフトバンクのCMに出演する上戸彩さん、樋口可南子さん、ダンデ・カーヴァーさん、橋本環奈さんらが登壇。Pepperとの会話を楽しむ一幕があった。
低い値段と高い志
プレゼンテーション後、質疑応答の時間がもうけられた。孫正義社長とブルーノ氏が記者団の質問に回答した。ロボットを人型にした理由について、孫社長は「日本では、鉄腕アトムなどアニメの世界に人型ロボットが登場する。そのため人型のロボットに親近感を抱いている人も多い。Pepperも人に感情移入してもらいやすい人型にした」と回答した。
プレゼンテーションでは、流暢な日本語で会話が成立していた。事前にプログラムしていたのか、という質問には「シーンに合わせたアプリケーションを用意できる」と回答。人との会話をしっかり認識し、悲しい、怒っているなど相手の感情を読み取りつつ、シナリオに基づいたトークが行えるという。二本足歩行にしなかった理由は、稼働時間を伸ばしたかったため。Pepperは1日12時間以上稼働できる。
ソフトバンクショップでは30分に1回、ショーを行う。またショーとショーの合間にフリートークの時間がもうけられる。来場者はそこで会話を楽しむことができるという。「稼働当初は、会話がうまく噛み合うときもあれば、成立しないときもあると思う」と孫社長。日々進化させていき、2月の一般発売日までには完成度を高めたい考えだ。Pepperを設置するソフトバンクショップは今後数百店舗に増やしていく方針だという。