大きな翼をいただけた
孫社長に続いて登壇した、アルデバラン社CEOのブルーノ・メゾニエ氏は「ようやく夢が叶いました」と切り出す。アルデバラン社は2005年に設立された。いまや、人型ロボットの領域では世界でトップクラスのシェアを誇るという。NAOは、70の国と地域で5000体以上が稼働中。研究や教育の分野で使われるケースが多いという。「孫社長には目標を達成できる、大きな翼をいただけた」とブルーノ氏。
表参道と秋葉原には体験・開発の場「アトリエ アルデバラン」をオープンさせる。また今年9月には開発者向けのイベント「テックフェス」(仮称)を開催する。クリエイターには開発用のSDKを配布する予定だ。「アニメーター、グラフィックデザイナー、サウンドクリエイターの方々。皆さんに、私たちの仲間になってほしい。アトリエ アルデバランで、一緒に作っていきましょう」と呼びかけた。
Pepperの生産を手がける、フォクスコンのテリー・ゴウ会長も舞台に招かれた。フォクスコンはiPhone/ iPadを製造している会社としても知られている。ゴウ会長は「このような機会をいただけたことを、非常に光栄に思っております。この2年間、一緒にお仕事をしてきました。孫社長の考え方に、やっと追い付いたところです」と話した。